仕事・ビジネス・経済

新型コロナがキャバクラやクラブで感染している!小池都知事の会見で明らかに

新型コロナがキャバクラやクラブで感染しているということが小池都知事が開いた会見で明らかになりました。

3月30日の夜のコロナ感染について小池都知事の会見内容

連日60名超の感染者を出していた東京都で、3月30日に小池都知事がコロナウィルスの感染を拡大させないために会見を行い、「3つの密」を避けるよう呼びかけた。

3つの密とは、換気の悪い密閉空間、多くの人が密集する場所、そして近距離での密接した会話である。

その条件に当てはまる、経路不明な感染を増やす場所として挙げられているのが、「夜間から早朝にかけて営業しているバー、ナイトクラブ、酒場など接客を伴う飲食業の場」。そう、キャバクラやナイトクラブ、そのものである。

 

キャバクラやクラブで感染リスクが高い理由は?

コロナウィルスの感染経路として有力なのが、飛沫感染、そして接触感染である。

飛沫感染は人間の咳やくしゃみなどに含まれているウィルスを吸い込んでしまうことによる感染、接触感染はウィルスが付着した手で目や鼻などを触ることによる感染である。

キャバクラやクラブは、キャバ嬢やホステスによる、もてなし無しには成り立たない。

彼女たちはサービスとして客に「寄り添う」必要があり、非常に近距離で会話し、身体同士も接触する。その過程で、飛沫感染や接触感染のリスクを負ってしまうのである。

また、キャバクラやクラブは密室的な空間を意識しているため換気が十分でない上、不特定の人間が利用する場であり、確率論的に、10人中9人が感染していなかったとしても、1人が感染していた場合、「濃厚接触」を通じて、感染が連鎖してしまうのである。

 

キャバクラやクラブは接待利用が多いので売上への打撃が大きい

上記の理由により、ただでさえキャバクラやクラブの利用が控えられているところに、追い打ちを掛けているのが在宅ワークの広がりである。

キャバクラやクラブは接待目的での利用が多いため、そもそも社員が家から出ずに仕事をしてしまえば、接待自体が行われない。

さらに、料金が高額なキャバクラやクラブを接待の場として使えるのは、接待費がある程度潤沢な会社のみであり、コロナウィルスの世界的感染拡大により経済活動が縮小している現状において、感染リスクの有無にかかわらず、キャバクラやクラブで接待を行える会社自体が減少している。

高額なお金を落としてくれる接待での利用の減少は、売上に深刻な影響を与えている。

 

自粛が続けば倒産が連鎖してしまう可能性も

社会全体が「まずは生活が成り立つこと」を意識し、生きていくため以外の出費を抑えている昨今の状況において、いわば「豊かさ」「余力」の産物であるキャバクラやクラブを人々が利用する雰囲気は相当に抑え込まれている。

ましてや、感染リスクの高い場である。自粛ムードの長期化は、店の体力をボディブローのようにじわじわとむしり取っている。

体力がなくなってしまった段階で倒産となるが、今回の自粛ムードは全社会的なものであり、従前のように客の獲得競争に負けた店舗のみが倒産するというわけではない、今まで「勝ち組」だった店舗すら体力を奪われ、連鎖倒産してしまう可能性すら増している。

 

店だけでなくスカウトマンや学生アルバイトの収入が激減!経済が回らなくなる?

キャバクラやクラブは華やかな響きを身にまとうが、そこで働くスカウトマンは地味な、縁の下の力持ちといえる存在である。また、キャバ嬢やホステスの中には学生アルバイトも多数いる。

確かに彼女たちは華やかな雰囲気の基で働いており、遊ぶ金欲しさにと思われるかも知れないが、実際は親の仕送りが十分でない中、生活費を稼ぐために働いている者も少なくないのである。

彼女たちにとって自粛ムードの長期化は、学業の継続ができないという、彼女たちの人生にかかわる可能性すら秘めているのである。

学業が続かなければ大学は学費を取れなくなる。家賃が払えなくなれば、大家は家賃を取れなくなる。一見大衆の生活と関わりのない世界と思われるキャバクラやクラブの苦境は、ヒト・モノ・カネが境界なく繋がっている、経済全体を委縮させてしまう危険性を宿しているのである。